センチメンタルな旅
1996年に世界文化社から出た単行本『アジア旅物語』の改題・文庫化。
いつもながらの小林調であった。切ないほどにセンチメンタルな文章、陰影のくっきりとしたモノクロ写真。そこから浮かび上がってくる「アジア」は、哀切に満ちた世界で、どこまでも物悲しい。
人間はつらい記憶や後悔から逃れられない生き物なのだと感じさせてくれる。
なお、動物をメインにしたエッセイではない。
もう一度あの場所へ
写真を織り込みつつ、一人旅の経験を綴っている。 以前訪れたことのある場所へ再度行ってみると、以前そこを訪れた時の自分のことを思い出すという内容がメイン。 同じ場所を2度訪れるよりは新しい場所を訪れる方が良いという考えの人も、この本を読むと以前訪れたことのある場所へ再度行ってみるのもいいんじゃないかなと思える作品である。 ソレデハ…
ハノイの犬は食べられてしまう。
「アジア旅物語」の文庫ヴァージョンであることを最初に断るべきだ。 知らないで両方買ってしまった。 写真に新しい物が若干見られるが文庫では写真もイマイチ見づらい。 タイトルにあるハノイの犬(犬を喰う話)は写実的によく書けていると思う。
幻冬舎
デイズ・アジア 盆地 (〓@53B2@文庫)
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